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2014 NGFミッション
2014年世界統一ハンディキャップが導入されることによって、日本のゴルフが国民生涯スポーツとしての歩みを始める年になるでしょう。ゴルフが国民生涯スポーツといわれるのは老若男女が技量に関係なく誰とでも互角の勝負ができるからで、それを可能にしたのはハンディキャップシステムです。国民スポーツは他にもいろいろありますが、野球やサッカー、テニスやスキー、柔道や剣道いずれも年齢や技量に差がある者が互角の勝負をすることは不可能です。ところがゴルフだけは、ひ弱な女子供や年寄りが屈強な大男や達人を相手に互角の真剣勝負ができる実に不思議なスポーツなのです。ゲームそのものに不思議な要素が含まれていて、例えば300ヤードのビッグショットも3インチのショートパットも同じ1打に評価することなどが挙げられます。そのうえハンディキャップシステムという弱者優遇、機会均等という社会平等原則が導入されたために国民生涯スポーツといわれ、人類文化と評価されるようになりました。

いま家庭や職場、世代や社会にいろいろな格差や断絶が生まれて人々が孤独に追いやられていますが、一言で言えば社会制度にハンディキャップシステムが巧く機能されていないからともいえます。仕事や人生には能力や技量の格差や競争が生まれることは避けられませんが、その格差や競争を調整して少しでも公平平等な社会を築こうとするところに民主主義の根本思想があります。その民主社会を築くために多くの人の努力が積み重ねられ血も流されてきましたが、それは取りも直さず社会に公平なハンディキャップシステムを導入し、フェアな競争社会を築こうとした努力に他なりません。誰もが自分なりの努力をすれば相応の結果や報酬が約束され、敗北しても挽回や復活のチャンスが与えられる社会づくりだったといえるでしょう。

ゴルフの世界ではハンディキャップシステムやいろいろな競技方法を考案して、この理想社会ともいえるユートピアをつくりあげました。ハンディキャップはプレーヤーの技量を客観評価し、誰とでも互角の勝負になるよう技量調整するシステムであり、変則競技はお互いの弱点や不運を補完し合いながら人が協力することによって大きな力を発揮するシステムです。国民生涯スポーツは全ての人が差別や偏見を超越して生きる喜びや努力する楽しさを知り、協力し団結することの尊さを教えてくれます。国民生涯スポーツが充実した人生や豊かな社会づくりに大きな役割を果たすならば、ゴルフの普及発展は現代社会が抱える問題の総合解決策といっても過言ではありません。NGFは国民生涯スポーツゴルフを普及発展させるシステムやソフトプログラムを提供することによって人々の人生や社会の充実に貢献することを事業ミッションとします。
 
2014/01/01   NGF FAR EAST  代表 宮田哲幹